桜とともに春が来た 高知県仁淀川町で「ひょうたん桜」満開

なるほど桜の名木とは、美しい立ち姿ばかりにあるわけではない。それは風景とともにある、たたずまいの素晴らしさである。

高知県吾川郡仁淀川町「ひょうたん桜」が満開を迎えていた。

樹齢500年ともいわれる古木である。つぼみが「ひょうたん」に似る。高さ20メートル余り。周りに桜は数あれど、その存在は際立っている。

この堂々たる風格の桜に敬意を払って、地区の名を「大籔」から「桜」に改めたほどだ。

夕刻、間もなく山峡の集落は闇に包まれる。傘を必要としない小雨となった。かすかな雨滴と花びらが舞い落ちる。霧が谷に流れ込み、桜の背景を幻想の世界に導く。

桜とともに、“春”が来た。

新年度に期待と夢を託す人もあれば、悲しみを桜に重ねる人もいるだろう。

さあ、今朝は「さくら新聞」である。




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