<病死リスク>バランス良い食事大事…脳血管疾患なら2割減

バランスの良い食事をしている人ほど、病気の死亡リスクが減るとの研究結果を国立がん研究センターと国立国際医療研究センターの研究チームがまとめ、英医学誌に23日発表した。約15年の長期調査によって、食事と健康との因果関係が科学的に裏付けられた。

対象は、1995年または98年時点で45~75歳だった全国の健康な男女約8万人。1日に何をどれだけ食べればいいかを示す「食事バランスガイド」(農林水産省など作成)を基に、ご飯などの「主食」や野菜などの「副菜」といった項目ごとに、どれだけガイドに沿った食事を摂取しているかを点数化してグループごとに分析した。

その結果、最も点数が高いグループは最も低いグループと比べ、死亡リスクが病気全体で15%、脳血管疾患で22%、循環器疾患で16%、それぞれ低かった。ガイドの項目ごとに分析したところ、「主菜」の得点が高い人ほど脳血管疾患の死亡リスクが低く、野菜などの「副菜」や「果物」の得点が高い人ほど、循環器疾患の死亡リスクが低かった。

チームの黒谷佳代・国立国際医療研究センター疫学予防研究部上級研究員は「不足しがちな野菜や果物を積極的に摂取し、肉などは適切な量を取るなどバランスの良い食生活を心がけることが大切だ」と話す。

◇「食事バランスガイド」で示す料理の分量(1日分)

主食(ご飯、パン、麺)…ご飯中盛り4杯程度

副菜(野菜、キノコ、イモ、海藻料理)…野菜料理5皿程度

主菜(肉、魚、卵、大豆料理)…3皿程度

牛乳・乳製品…牛乳なら1本程度

果物…ミカンなら2個程度




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