大森学園高の教員接待 3都県90人に 20年前から

東京都大田区の区立中学校の進路指導担当教員二十六人が都内の私立高から図書カードや飲食の接待を受けていた問題で、この高校から同様の接待を受けていた教員が大田区以外の都内の自治体や、神奈川、千葉両県も含め計約九十人に上ることが分かった。

接待をしていたのは、大森学園高校(大田区)。同校によると、入試説明会は昨年十月五、六日に校内の食堂で行われ、三都県の公立中学約八十校から、九十人の進路指導担当教員が参加。受付で封筒に説明資料とともに二千円分の図書カードを入れて渡し、説明終了後、弁当やオードブル、ビールや焼酎などを振る舞った。

飲食代は二千円相当。終了後、学校近くの居酒屋に場所を移した二次会でも十数人の教員が飲食の提供を受けた。一部の教育委員会から不適切などとの指摘があり、全員が図書カードと飲食代の返品、支払いをしたという。こうした接待は約二十年ほど前から行われていたという。都教委は生徒募集に関わる利害関係者からの供応として、処分対象になる可能性があるとみて調べている。

同校の畑沢正一校長は「図書カードは交通費のつもりだった。午後六時開始でおなかもすくだろうと思い、弁当ぐらいは社会通念上許されると思った。たくさんの受験生に受けてほしいという意図は無かった」と説明。一方で「アルコールの提供や二次会は不適切だった。判断が甘かった」と話している。

同校は一九三九年創立。戦後は長く工業高校だったが、二〇〇五年に現校名に改め、普通科を設置。〇七年に共学になった。




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