化学工場で膀胱がん発症 全国で新たに9人

福井市の工場で化学物質を扱っていた従業員らが相次いで膀胱(ぼうこう)がんを発症した問題で、厚生労働省の調査の結果、全国の工場で他にも9人が膀胱がんを発症していたことがわかった。

この問題は、福井市の化学工場で「オルト-トルイジン」という物質を扱っていた従業員と元従業員あわせて6人が膀胱がんを発症したもの。

これを受けて厚生労働省は「オルト-トルイジン」を扱ったことがある全国の工場に調査を求めていたが、調査の結果、他にも全国の7つの工場で従業員と元従業員あわせて9人が膀胱がんを発症していたことが分かったという。このうち1か所は、福井市の工場と同じ企業が別の県で経営する工場で、過去に「オルト-トルイジン」を扱っていたという。

これで膀胱がんの発症は福井の工場の6人とあわせて15人となったが、厚労省は、福井市の工場を含む8つの工場のうち6つはそれぞれ発症者が1人のみで、「化学物質と膀胱がんの関連が強いとは言えない」としている。

厚労省は今月中にも、「オルト-トルイジン」と膀胱がんとの因果関係の調査結果を公表する見込みで、その後、専門家の検討会を立ち上げて、労災認定の基準を作るとしている。




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