マンション傾斜 施工ミスで鉄筋切断か

住友不動産が平成15年に販売した横浜市西区のマンションが傾いていた問題で、基礎部の強度を保つために必要な鉄筋が建築当初の施工により切断されていた可能性があることが27日、分かった。元請けの熊谷組の調査で判明したもので、「現状分かっている範囲では、構造耐力に影響は及ぼさない」としている。

このマンションは、くい打ちデータ偽装があった同市都筑区の傾斜マンションとは別の建物で、26年6月に全5棟のうち4棟でくい数本が強固な地盤である「支持層」に達していない施工ミスが発覚。うち1棟が傾き、「安全性が担保できない」(住友不動産)として住民は退去していた。

住民によると、熊谷組は今月、同市西区のマンションで地下の基礎部を調査。コンクリートの梁(はり)などに配管を通すための穴315カ所を調べ、23カ所で鉄筋が切断されていた疑いがあることが分かった。同市は19日、熊谷組から「施工ミスがあったかもしれない」と連絡を受け、詳しい調査結果を知らせるよう指示した。

熊谷組は「引き続き調査を実施し、最終的な検証を住民などに報告したい」と話し、住友不動産は「調査の中間的な報告が入っている段階。安全性の検証は継続している」とした。




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