プルサーマル高浜再稼働 MOX燃料処分方法は白紙

関西電力は二十九日午後五時、高浜原発3号機(福井県高浜町)の原子炉を起動し、再稼働させた。福島第一原発事故後につくられた新規制基準下では、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)に次ぎ三基目。プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電では初めて。しかし、使用済みMOX燃料の処分方法は白紙のままだ。

関電は午後五時、核分裂を抑えるために入れられていた制御棒を引き抜いて原子炉を起動した。三十日午前六時ごろ、核分裂が安定し、一定の熱を出し続ける「臨界」に到達する見込み。二月一日午後に発送電を開始し、四日にフル稼働となる。

4号機は三十一日から燃料の装填(そうてん)を始め、二月下旬に再稼働させる計画となっている。

高浜3、4号機は、二〇一五年二月、新規制基準の審査に適合。四月に福井地裁が二基の運転を差し止める仮処分を決定したが、十二月の異議審で取り消され、法的にも再稼働が可能になった。

共同通信社が昨年八月に実施した全国電話世論調査では、原子力規制委員会が規制基準に適合したと判断した原発の再稼働に「反対」との回答が55・3%で、「賛成」の36・9%を上回っている。




http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201601/CK2016013002000126.html