高知県佐川町に兵庫の通貨識別機工場が進出 3月に一部稼働

金融機関向けの通貨識別装置などを製造する「グローリープロダクツ」(兵庫県福崎町、小原馨社長)が、高知県高岡郡佐川町に進出する。契約社員やパート約50人を雇用して3月下旬に工場を一部稼働させ、正社員化も進めながら、2年後のフル操業時には200人規模にする計画。21日、高知県庁で佐川町と進出協定を結んだ。

グローリープロダクツは、貨幣の識別や集計を行う通貨処理機製造大手で東証1部上場のグローリー(兵庫県姫路市)の100%子会社。兵庫県内に4工場を持ち、社員数は500人余り。資本金8千万円。2015年3月期の売上高は127億5700万円。

佐川町加茂で電子機器を製造していた企業の工場を買い取って改修し、高知工場を設ける。敷地面積約9400平方メートル、鉄骨2階建て(延べ床面積約4300平方メートル)で、初期投資は約2億5千万円。高知県は用地を含む設備投資に対し25%程度の補助を予定している。

兵庫の工場で製造した部品を運んで機器を組み立てる。将来的には県内企業に板金加工や塗装などを発注していく考え。

グローリープロダクツは2年ほど前から工場新設を検討。グローリー側と取引のある電子部品製造の仁淀デンツウ(吾川郡いの町)を通じて空き工場の存在を知ったことから、高知県進出を計画した。高知県も2015年8月にグローリープロダクツから補助制度について問い合わせを受け、誘致に動いていた。

協定締結式は尾﨑正直知事の立ち会いで行われ、小原社長は「生産は増えているが、兵庫では人集めに苦労している。工場進出が、高知県が力を入れる製造業振興の一助になればと思っている」と意欲を示した。堀見和道・佐川町長は「地方創生に向けては雇用の場づくりが一番の命題で、進出はありがたい。町の一員として活躍していただきたい」と話した。

佐川町と高知県などは28日から、グローリープロダクツの新規雇用に向けた説明会と面接会を高知市などで開く。事前申し込みが必要。開催日時は次の通り。

28日午後1~3時(ハローワークいの)▽30日午前9時~正午(高知共済会館)▽31日午前9時~正午(佐川町総合文化センター)▽2月1日午前9時半~正午(ハローワーク高知)。申し込み、問い合わせ先はグローリープロダクツ(0790・23・1700)。




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