<渋谷暴動事件>「中核派」アジト家宅捜索 警視庁

警視庁公安部は18日、東京都北区にある過激派「中核派」の拠点を有印私文書偽造・同行使容疑で家宅捜索した。この拠点は、1971年に東京都渋谷区で起きた渋谷暴動事件で警察官を殺害したとして、全国に指名手配中の大坂正明容疑者(66)が数年前まで潜伏していたとみられ、公安部は押収した資料を分析し、足取りを調べる。大坂容疑者の潜伏先とみられる拠点の摘発は初めてという。

渋谷暴動は71年11月14日に渋谷駅周辺で、沖縄返還協定の批准阻止を訴える過激派の学生ら約400人と機動隊が衝突した暴動事件。学生らから火炎瓶や鉄パイプなどで襲撃を受けた機動隊員1人が死亡、3人が重傷を負った。大坂容疑者は、機動隊員に火炎瓶を投げつけた殺人容疑で指名手配されており、共犯者の男の公判が病気を理由に停止されたことなどから、現在も時効が成立していない。

公安部は2012年、東京都立川市内にあった中核派の拠点を摘発した。その際に押収された資料から、北区内の拠点に大坂容疑者が潜伏していた可能性が浮上したという。

今回の家宅捜索の際、捜査員に暴行したとして、公安部は40~50代の男2人を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。2人はテロ事件を起こしたり、指名手配犯の逃走を支援したりする中核派内の「革命軍」と呼ばれる非公然組織のメンバーとみられる。いずれも黙秘しているという。




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