電気代安く、購入先変更でも解約不要…電力小売り4月から自由化

今年4月の電力小売りの全面自由化に合わせ、新しい電気料金の発表が相次いでいる。全面自由化についてQ&A形式でまとめた。

Q 電力小売りの全面自由化とは

A 全国10社の大手電力による電力販売の地域独占を撤廃することだ。家庭は電力会社を自由に選べるようになる。新たに開放される市場は約8兆円規模で、異業種からの参入が相次ぐ。

Q なぜ自由化するのか

A 日本の電気料金は米国や韓国に比べて約2倍。競争を通じて割高な電気料金を引き下げるのが狙いだ。

Q どんな企業から電気を買えるのか

A ガス会社や石油元売り、ケーブルテレビや私鉄などが家庭向けの電力販売への参入を表明した。電気を売るのに必要な経済産業省の認可を得た新規参入の電力会社(新電力)は、昨年末で119社に上る。

Q 電気料金はどれくらい安くなるのか

A 東京電力は現在と比べて最大約5%安くする。ソフトバンクの携帯電話なども合わせたセット契約を選べば、さらに得だ。新電力では東燃ゼネラル石油が現在の大手電力の料金と比べ最大6%の割引率を提示した。東京ガスはガスと電気、光回線をセットで契約すると、3人家族で年2万円程度の割引になる。

Q 料金を安くできるのはなぜ

A 携帯電話やガス、ケーブルテレビなど別のサービスとセットで販売すれば、それぞれのサービスから少しずつ値引きできる。発電コストの安い最新鋭の火力発電所を導入し、料金を引き下げる動きもある。

Q 契約の切り替えは、どこに申し込めばよいのか

A 各社は専用電話やサイトを用意。ガス会社であればガス機器販売店でも申し込みができる。電力会社間で顧客情報をやり取りするため、契約先を変えても、契約している電力会社の解約手続きは不要だ。ただ、集合住宅で管理組合などが電力会社とまとめて契約している場合は、世帯ごとに選ぶことはできない。

Q 新電力の電気は問題なく使えるのか

A 新電力は自前の発電所や卸電力市場などで電気を調達し、大手電力の電線を借りて家庭に供給する。発電所でトラブルが起きた場合、大手電力がバックアップすることになっている。

Q 切り替え手続きを何もしないと、4月以降はどうなる

A 現在契約中の大手電力の料金のままとなる。




http://www.sankei.com/economy/news/160111/ecn1601110003-n1.html