京都府職員、見積額漏らす 植物園イベントで2人処分

京都府は6日、府立植物園(京都市左京区)が2015年9月に発注したイベント事業で、地方公務員法の守秘義務や法令順守義務に違反する行為があったとして、園の課長級の男性職員(55)を戒告の懲戒処分、係長級の男性職員(42)を訓戒処分にした。

府によると、発注先は、最も安い見積額を示した業者に委託する「見積もり合わせ」の手続きで決め、当初は最低見積額(16万8千円)を提示した栗東市の業者が受注するはずだった。しかし、課長級職員が係長級職員に指示し、大阪府寝屋川市の業者にこの見積額を漏らし、より安い見積額(16万7400円)を再提出させて受注させたという。府は管理監督者の男性部長級職員(58)も口頭注意にした。

昨年12月、栗東市の業者が「見積もりの差し替え指示があったと聞いた」と、府に抗議して発覚した。

府の調査では、課長級職員らと寝屋川市の業者の間で金銭的な授受や供応はなかった。調査に対し、職員2人は、14年まで2年連続で同園のイベントを請け負ったこの業者の仕事を評価し、「受注させたかった」と説明したという。

府の会計規則では、50万円未満の事業は随意契約で発注先を決められるが、2人は「経費節約のため見積もり合わせを行った」と話しているという。




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