アイヌ語、通年で授業 平取・二風谷小、新年度から

日高管内平取町の町立二風谷小(千葉竜美校長、26人)は2016年度から、児童にアイヌ民族の言葉を学んでもらう授業を年間10回、総合的な学習として行うことを決めた。アイヌ語は話すことのできる人が急速に減り、消滅の危機にある。道アイヌ政策推進室は「アイヌ語の授業をカリキュラムに組み込み、まとまった時間数で教える例は聞いたことがない」と話している。

二風谷小は毎年、アイヌ民族の伝統衣料を織るなどの文化体験を総合学習に取り入れている。アイヌ語の授業も、外部講師を招いて6、7年に1回行ってきたが、アイヌ語の授業を全く受けずに卒業する児童もいたため毎年行うことにした。千葉校長は「言語を学ぶことで、民族の文化や歴史についてさらに理解を深めてほしい」と話す。

講師は、住民有志によるアイヌ語教室でボランティアを務めたり、ニュージーランドの先住民族マオリと交流したりしてアイヌ語の復興を目指す、二風谷アイヌ文化博物館学芸員補の関根健司さん(44)。二風谷小は3~6年生合同での授業を計画している。




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