北京の大気汚染 「赤色警報」解除で再び悪化

深刻な大気汚染が続く北京では7日に初めて、最悪レベルの「赤色警報」が出されました。その後は時折、青い空も見られたということですが、状況は改善していないようです。

赤色警報が解除された10日には、いったんPM2.5の濃度は下がりましたが、再び上昇しています。現在は250マイクログラム前後まで上昇していますが、北京の人たちの多くは「かすんだ空を見ることに慣れた」と口にし、街中でマスクを着けた人はあまり見られません。

そもそも、この大気汚染には抜本的な対策が講じられていません。北京の周辺にある数多くの工場の煙突からは、すさまじい勢いで煙が出続けています。多くの家庭でも質の悪い石炭を使って暖をとっていて、汚染された大気が北京に流れ込んでいるとみられます。北京は山々に囲まれて風が吹きづらいという地理的な要因に加え、膨大な交通量や気象条件も重なり、その原因となっています。

13日に発表された先月の北京市内のPM2.5の平均濃度は、前の年より4割近くも増えています。この北京の慢性的な大気汚染は、まさに「風任せ」といった状況が続いています。




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