魚食べて膵臓がん予防? DHA摂取多いと発症率3割減

魚に多く含まれる脂の一種、DHA(ドコサヘキサエン酸)の摂取が多い人は、少ない人に比べて膵臓(すいぞう)がんを発症するリスクが3割低いとの調査結果を、国立がん研究センターの研究チームが8日、発表した。

45~74歳の男女約8万2千人を最長で15年間追跡した。期間中に膵臓がんを発症した378人と、食べた魚の中に含まれる脂の摂取量との関係を分析した。

DHAの摂取量を四つのグループに分けると、最も多いグループ(1日あたり1グラム前後)は、最も少ないグループ(同0・3グラム前後)に比べ、膵臓がんの発症率が約3割低かった。

DHAはサンマやイワシなどの青魚に多く含まれ、いずれも100グラムあたり1グラムを超える。また、DHAやEPA(エイコサペンタエン酸)などの総量を示す「n―3系多価不飽和脂肪酸」でもほぼ同じ結果を示した。

解析した島津太一・同センター予防研究部室長は「魚を多く摂取する日本人で初めて比較した研究で、予防に寄与する可能性が示された。他の研究でも同じ傾向が見られるか注視していきたい」と話す。




http://www.asahi.com/articles/ASHD842RVHD8ULBJ009.html?iref=comtop_list_api_n04