26都府県の校長らに謝礼=三省堂が報告書提出―文科省

出版社「三省堂」(東京都千代田区)が検定中の教科書を校長らに見せ、謝礼を支払っていた問題で、同社は7日、過去に公立小中学校の校長や教頭らを集めた会議を7回開き、26都府県の計53人に謝礼を支払ったとする調査報告書を文部科学省に提出した。

提出後、北口克彦社長は記者会見し、「教科書採択の公正性、透明性を損なう軽率な行為だった」と謝罪。法令順守の管理部署や行動規範をつくり、再発防止策に取り組むとした。

報告書によると、校長らを集めた「編集会議」は、2009年度検定から小学校の国語教科書に新規参入したことを機に始まった。09年は2回開き、小学校の校長計12人を呼んで教科書を見せ、意見を聴いた。

10年には中学英語の教科書で会議を2回開き、小中学校の校長らを計20人集めた。中学国語でも2回開き、中学の校長ら計10人を集めた。

社内で反対意見があり会議をやめたが、小学校の英語教科化を見据え、幹部の判断で再開。14年8月、中学英語の会議に11人が出席した。

出席者はいずれも公立学校の教員で、三省堂の営業社員が選んだ。謝礼5万円と交通・宿泊費、懇親会や2次会費用は同社が負担した。会議に出席後、教科書採択に関わった教員も複数いた。




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