山口敏夫氏が全議員に配布「森喜朗は辞めろ」檄文の中身

「2020年の東京オリンピック パラリンピックが危ない!」――とタイトルがつけられたA4用紙12枚の文書が衆参国会議員と都議会議員に配られ、政界で話題になっている。

かつて「政界の牛若丸」と呼ばれた山口敏夫元労相(75)が、オリンピック組織委員会のトップ森喜朗会長(78)に公然と辞任を迫っているのだ。

「あの紙、読んだ、と話題になっています。書いてあることは、まさに正論。よく書いてくれたという声が上がっています」(政界関係者)

山口元労相と森元首相の付き合いは古く、2人が知り合ったのは、まだ森元首相が学生だった頃。年齢は森元首相が3歳上だが、初当選は山口元労相が1期上。森元首相を熟知している立場から、開催能力に疑問がある森元首相は組織委員会の会長を辞任すべきだと迫っている。秘話や森元首相の蓄財ぶりまで暴露しているのだ。中身の一部を紹介しよう。

(森君は、早稲田大学への裏口入学、産経新聞へのコネ入社など、自慢にならない過去を喋りまくっています。(中略)この自己暴露は、精神病理の“多弁症”に属するもので、空気が読めないのも、発言の影響力への配慮がないのも、心的疾患患者に特有の症状であることは、専門誌でも指摘されています〉

〈『入学』する際とか、社会人として第一歩を踏み出す『就職』の時、『人生の大切な舞台において』、コネやワイロで自分の無能、不努力を棚に上げ『ゲタ』を履かせてもらうような不公正、不正義が、あってはならない〉

つまり、オリンピック精神から大きく逸脱したアンフェアな人物は、ふさわしくないということらしい。

森元首相が組織委員会の会長のポストにしがみついているのは、大勲位が欲しいからなのだという。なぜ、森元首相の辞任を求める檄文を配ったのか、山口元労相本人は、こう言う。

「国民の圧倒的多数は、森会長は辞めるべきだと思っているはずです。問題なのは、国民が辞めるべきだと思っても、その気持ちが結果として表れないことです。国民の強い気持ちが現実にならない社会はよくない。不満と鬱屈がたまるだけです。だから、僕は国民の思いを結果にしようと思った。それに、森会長のままでは、五輪が始まっても国民は心から喜べないでしょう。森君から抗議? いまのところないね」

山口元労相は、森会長は来年3月までには辞任する、と確信しているという。と同時に、ケンカを売った以上、最後まで本気で戦うつもりだそうだ。「檄文」第2弾は、さらに衝撃的なものになるかもしれない。




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