高知県四万十町の仁井田米がコンテストで日本一

高知県高岡郡四万十町窪川地域で作られる仁井田米がこのほど、静岡県で開かれた「第12回お米日本一コンテスト」で最高位に当たる実行委員会会長賞を受賞し、日本一に輝いた。品種は「にこまる」で、四万十町仁井田の米販売店「宮内商店」(宮内重延社長)の稲作部会に所属する片岡源造さん(66)=仁井田=が出品した。高知県の出品者が「お米日本一コンテスト」で日本一になったのは、2010年の長岡郡本山町の「土佐天空の郷(さと)」に続き2回目。

仁井田米は、昼夜の寒暖差が大きい四万十町の高南台地で栽培される米の総称。品種は「ヒノヒカリ」が主体だが、高温障害に強い「にこまる」の作付けも近年増えている。

宮内商店の稲作部会は、2009年から山形県の米作り名人、遠藤五一さん(57)の技術指導を受けて、にこまるを栽培。小魚の粉末などを混ぜた有機肥料やミネラル粒を元肥に使い、現在、片岡さんを含めて74人が計127ヘクタールで生産している。

栽培法の統一により、おいしさを機器で測定した食味値(100点満点)が90点台のコメを安定的に収穫できるようになり、各地のコンテストで連年上位に入賞している。

「お米日本一コンテスト」は静岡県などでつくる実行委員会の主催。今回は39都道府県から過去最多の587点が出品され、食味値の上位75品が予選を通過した。

本選は、お米マイスターら専門家15人が炊いたコメを食べ比べて投票する4回戦のトーナメント形式で行われた。決勝には6品が残り、片岡さんの「にこまる」が最も多く票を集めた。

片岡さんは「今年は7月に雨が多く、栽培が難しかった。まだ実感が湧かないが、日本一は励みになる」と喜んでいた。宮内社長は「7年間、農家と一緒に栽培してきて、仁井田米が全国に知られてきた。研究を続け、よりおいしい米を作りたい」と話している。

このほかの高知県内勢では「土佐天空の郷」を栽培する本山町の「土佐天空の郷振興会」も「にこまる」を出品。上位12品に選ばれ、コシヒカリ以外の優秀な品種に贈られる品種賞を受賞した。




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