広がる“アニマルセラピー” 三島で専門犬養成

動物と触れ合うことで癒やしの効果が期待される“アニマルセラピー”。三島市にあるNPO法人日本アニマルセラピー協会(神奈川県)の研修所兼訓練場では、小型犬から大型犬まで約100匹のしつけが行われ、全国の活動の基盤を支えている。セラピストの志望者は本年度過去最高に達し、活動の認知度も高まっている。

アニマルセラピーに公的資格はないが、全国にセラピー犬を派遣する同協会は独自の資格制度を設け、訪問には資格を持つセラピストの同行を義務付けている。資格は通信教育で取得することができる。

犬は「座れ」「待て」などの指示に落ち着いて従うよう訓練を受け、人間の社会生活に適応する能力を身に付ける。セラピー犬を連れた訪問活動の経験を積めば、協会のアニマルセラピストとしての活動にも加わることができる。

県内で活動している有資格者は現在、約20人。小学校教諭の渡辺直美さん(58)=静岡市清水区=も同施設などで研修を受けた一人だ。テレビ番組でセラピー犬を知り「犬を通じて人の役に立ちたい」と志した。「訪問活動で利用者の笑顔を見ると、自分もうれしくなる」とやりがいを口にする。

同協会によると、本年度、研修の一般受講者は2007年の資格制度創設以来最高の68人。

老若男女さまざまな人から「犬と一緒に社会貢献したい」などと問い合わせがあるという。

アニマルセラピーは、犬をなでたり抱いたりして触れ合いながら、穏やかにコミュニケーションを図る。セラピー犬との触れ合いは「心が安らぐ」と好評で、定期的な訪問を望む施設も多い。犬の世話をしながらセラピスト養成に携わる円谷竜也所長(26)は「訪問の要望に応えられるようセラピストを増やしたい」と力を込めた。




http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/174888.html