ドライブレコーダーで危険運転確認を 教習所、無償貸与など広がる活用

交通事故の様子を映像として記録する用途で普及しているドライブレコーダーを、ドライバーの安全運転に生かそうとする動きが各地で広がりつつある。青森県内でも、自動車教習所での導入、民間企業による無償貸与サービスなどが始まった。特に近年は高齢者の認知機能低下などが原因とされる事故が増加傾向にあり、関係者は「運転映像を自分で確認して、弱点の自覚を持ってほしい」と訴える。

ドライブレコーダーは車両前部に搭載する映像記録装置。主に事故の発生状況や過失割合を確認する際の指標になるとして、タクシーなどを中心に普及が進んでいる。国土交通省や警察庁では、運転映像をドライバー自身が見返すことで安全運転意識の向上につながるとして、新たな活用方法を推進している。

三沢市の三沢中央自動車学校では、2013年に新車を導入した際、車内カメラを含む計5台を新たに設置。教習時の死角やハンドル操作、とっさの危険判断などの映像を受講者全員で確認する授業を実施するほか、高齢者を対象とした交通安全教室でも活用している。

高村昭彦副管理者は「車外、車内双方の映像を同時に確認するのが最も効果的」と指摘した上で、「映像という客観的な資料があれば、高齢者でも納得しやすい。ドライブレコーダーを活用する動きはどんどん広がるだろう」と話す。

三沢市内の中古車販売店「全国車のお探し専門店グループ 四駆屋」(前田栄治店長)では10月から、主に高齢者を対象に、車外記録用のドライブレコーダーを無償で貸し出すサービスを始めた。他県での実施例を参考に今春から貸し出しを行っている盛岡市の本店では、既に数十件の利用があり、注目を集めているという。

前田店長は「事故の発生は車の利用から足が遠のくことでもあり、販売店側にも痛手。せめて事前に、運転時の危険箇所を把握してほしい」とサービスの趣旨を説明。映像はマイクロSDカードに記録されるため、閲覧用機材がない場合は同店で対応するとしている。

無償貸し出しの問い合わせは四駆屋=電話0176(58)0865=へ。




http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151122-00010000-dtohoku-l02