新幹線指定席は検札しません JR東海、来春から

JR東海は十九日、東海道新幹線で一九六四年の開業以来続けてきた車掌による車内改札(検札)を、来年三月のダイヤ改正に合わせて取りやめると発表した。指定席とグリーン席が対象で、自由席は続ける。乗客らの切符を見せる手間を省くことで「車内で一層くつろいでいただきたい」としている。

車掌が持つ携帯端末で、予約や駅改札の通過状況を正確に把握できるようになったため。直前まで指定席予約を変更できる会員制ネットサービス「エクスプレス予約」の利用が伸び、予約通りに乗る人が増えたこともあり、検札の取りやめを決めた。

車掌は学割など割引切符の利用者や、予約のない席に座っている乗客にのみ声を掛ける。指定席を購入した乗客が自由席にいる場合は、指定席の返上を打診する。乗客の了解を得た上で車掌の端末から指定席を空席に変更し、その先の駅で予約しようとする人に割り振ることもできる。

検札は既にJR東日本、西日本の新幹線でやめている。JR東海の柘植康英社長は「車掌らに余裕ができ、車内巡回に向かうエネルギーも増える」と、保安上の効果も期待した。




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