飲酒ばれる…息の代わりにポンプの空気を検査器に バス運転手不正で伊予鉄監査 四国運輸局

国土交通省四国運輸局(高松市)は20日、伊予鉄道(松山市)の貸し切りバスの男性運転手(48)が乗務前に義務付けられたアルコールの呼気検査で不正をしたとして、道路運送法に基づき、同社松山室町営業所を特別監査した。

呼気検査の義務がない女性添乗員3人も関与しており、運輸局は運転手の飲酒を黙認した可能性もあるとみて詳しく調査。関係者から事情を聴いた上で処分を決める。

運輸局や伊予鉄によると、運転手は平成23年春ごろから、出張先の宿泊施設で禁じられた飲酒が発覚しないよう翌朝、自分の呼気の代わりに電動ポンプで空気を検査器に吹き込んでいた。

呼気検査は通常、営業所で受けるが、出張時はバス備え付けの検査器でチェックし、電話で会社に報告。添乗員も内規により検査していた。内部通報制度で今月発覚し、社内調査を経て19日に同社が運輸局に報告した。

伊予鉄は17日付で運転手を懲戒解雇。清水一郎社長ら常勤役員の7人全員が責任を取り、役員報酬の5%、2カ月分を自主返納することも決まった。清水社長は20日、愛媛県庁で記者会見し「言語道断であってはならない。安全安心は絶対の使命だということを社内で徹底する」と謝罪した。




http://www.sankei.com/west/news/151120/wst1511200067-n1.html