金第1書記、来年の党大会で“総書記”に推戴される可能性

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、来年5月に開かれる第7回朝鮮労働党大会で“朝鮮労働党総書記”に推戴される可能性があるという。

世界北朝鮮研究センターのアン・チャンイル所長は14日、VOA(アメリカの声)とのインタビューで「金正日(キム・ジョンイル)総書記は、97年に父親(金日成)の死後3年葬を執り行ってから総書記になった」とし、「現在“第1書記”である自分の格が落ちるため、第7回党大会で“総書記”に就任する可能性が高い」と見ているという。

北朝鮮は、1980年10月から約36年ぶりの来年5月に第7回党大会を開催するため、大々的な準備作業に突入している。

朝鮮労働党の規約によると、党大会は最高指導者を始め数千人の代議員が集まり、党の路線や懸案を議論する場である。北朝鮮は、1946年から今まで計6回の党大会を通じて、統治理念や路線、人事問題を決めてきた。

金正日総書記の場合、第6回党大会で当時序列4位になる党中央委員会政治局常務委員と中央委員会書記、中央軍事委員会委員など高位職責に上がり、後継構図を固めた。

一方、専門家は金第1書記が来年の党大会をきっかけに、祖父と父の“遺訓統治”から抜けだし、自分の時代を切り開こうとしていると見ている。

また来年の党大会では、キム・ヨンナム最高人民会議常任院長ら高齢の指導部を引退させ、40~50代の新たな人物が大勢登場すると予想もされている。

北朝鮮大学院大学のヤン・ムジン教授は、VOAとのインタビューで「金正恩体制安定化の土台の中で自信を得て、党大会を開催することによって新たな政策路線、組織人選を通じて名実共に金正恩政権を宣布するという戦略的意図が込められていると見られる」と分析した。

党大会をきっかけに、北朝鮮が党の規約と憲法を改正し、党、政、軍の大々的な機構改編に出る可能性もあると分析もされている。

カン・インドク元統一部長官は「労働党規約だけでなく、内閣や憲法も変える可能性もあり、国防委員会を存続させるかは今回の党大会を見ればわかるだろう」と述べた。




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