分かる「キノコ」だけ採取を… 毒キノコ見分けるポイント

例年、食用キノコと毒キノコを間違い食中毒になる人が後を絶たない。県によると、県内で収穫シーズンが本格化した9月中旬から今月11日までの毒キノコによる食中毒は6件、男女計3人が入院した。ほとんどが毒キノコのツキヨタケとクサウラベニタケの誤食。県は「食用と確実に判断できるものだけ採取してほしい」と注意喚起する一方、専門家は「どのキノコにも見分けるポイントがある」と指摘する。

ツキヨタケとクサウラベニタケを見分けるポイントは何か。県食品安全衛生課によると、ツキヨタケは食用のヒラタケやムキタケ、シイタケと外見が似ているが、一目瞭然の違いがあるという。縦に裂くと軸の付け根付近に黒っぽい染みが広がっているのがツキヨタケだ。ほかにツキヨタケには軸にリング状の突起がある。

同じく毒キノコのクサウラベニタケはどうか。よく間違えられるのがハタケシメジとウラベニホテイシメジだ。クサウラベニタケと見破るポイントは同じく軸の部分。包丁などで切ると中がストローのように空洞になっている場合は要注意だ。「食べるのをやめてほしい」と警鐘を鳴らす。

いずれも食べると20分から1時間程度で嘔吐(おうと)、下痢など消化器系の中毒を起こす。安全にキノコ狩りを楽しむために、同課の担当者は「知らないキノコには手を出さない。迷ったら食べない、採取しないが大事」と訴える。

毎年同じ場所から採っているから安全とは限らない。同課は「毒キノコが混生している可能性がある。採取するときや調理の前に一つ一つ確認してほしい。保存しているキノコも不安があれば食べないで」とアドバイスしている。

同課によると、今年発生した食中毒6件は、ツキヨタケが3件、クサウラベニタケが2件、残る1件がドクササコによるもの。長井市では9月下旬、30~70代の男女4人がツキヨタケを食べ、吐き気や下痢などの症状が出た。譲り受けたキノコをツキヨタケと気付かずに芋煮などに入れていた。




http://yamagata-np.jp/news/201511/12/kj_2015111200237.php