全国測定値と同程度 福島県内農作物のストロンチウム

福島大環境放射能研究所の塚田祥文教授(環境放射生態学)は8日、原発事故による帰還困難区域を含む県内各地で採取した農作物に含まれる放射性物質ストロンチウム90を測定した結果、全国でこれまで測定された数値と同程度の量だったとする研究結果を明らかにした。

塚田氏は、原発事故で放出されたストロンチウム90の量が当初の想定より少なかった可能性を指摘し「農作物中の放射性物質については、ストロンチウムよりセシウムに注目すべきだという説があらためて確認された」としている。

福島大と福島医大が8日に開いたシンポジウムで発表した。2013(平成25)年に福島第1原発周辺や県北など県内で採取した玄米やコマツナ、大豆など農作物に含まれるストロンチウム90の量を測定した結果、1キロ当たり0.0086~0.31ベクレル。このうち大熊町の帰還困難区域で採れたカボチャは同0.31ベクレル、キャベツは0.21ベクレル。一方、セシウム137は同町のカボチャが同80ベクレル、キャベツが同50ベクレルだった。




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