石鎚神社中宮成就社でほら貝吹き鳴らす 60人参加、日頃の鍛錬披露 松山の大内さんら優秀賞

西日本最高峰の霊峰、石鎚山(1982メートル)8合目の石鎚神社中宮成就社(愛媛県西条市)で、修験道の法具、ほら貝を吹き鳴らす競技大会と奉納式「石鎚山法螺(ほら)奉納大会」が行われ、全国から8〜90歳の約60人が参加。白装束で日頃鍛錬した腕を競った。

同大会は同市の石鎚神社、極楽寺、四国霊場第60番札所横峰寺、同64番札所前神寺による石鎚立螺(りゅうら)之会が主催。修験道の行場として日本七霊山にも数えられる石鎚山に伝わる、ほら貝の吹き方を継承、普及するため平成6年から年1回開催されている。

この日、成就社の最低気温は2度。参加者らは同社本殿で一斉にほら貝を吹く神事を執り行った後、境内の見返り遙拝殿で個人(男女別)、団体に分かれて競技に臨んだ。

岩手県から単身赴任で西条市内に勤務し、ほら貝を修得しているという会社員、千葉隆典さん(58)は初参加。「石鎚山に色濃く伝わる修験の文化を故郷の霊山、早池峰山に持ち帰り、広めたい」と力を込めた。

審査の結果、団体の部は兵庫県の「はりま立螺之会A」、個人男子の部は広島県の会社員、松原辰巳さん(51)、同女子の部は松山市のピアノ講師、大内千春さん(40)が最高位の優秀賞を受賞。「自宅周辺の神社やミカン山などで毎日、稽古した」という大内さんは「まわりの皆さんに支えられ、ここまで精進できました」と晴れやかな表情を浮かべた。




http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/sankei-rgn1511050054.html