ソーラー発電財源に奨学金制度を創設 29年度からおかやま山陽高校

おかやま山陽高校(岡山県浅口市)は平成29年度から、職業系学科の生徒を対象にした奨学金制度「おかやま山陽高校ソーラー奨学金」を始めると発表した。校有地に太陽光発電施設を設置し、その売電収入を原資とする。同校によると、太陽光発電を財源とする奨学金制度は全国的にもめずらしいという。

同奨学金は、地元を支えるために手に職を付ける道を選んだ職業系学科の生徒を応援し、太陽光発電を通じて自然との共存の大切さを啓発しようと創設した。対象は機械科、自動車科、調理科、製菓科、資格専門コースの5学科・コースから各3~5人の生徒を選抜し、45~75人に給付する予定。給付額は月1万円(年額12万円)で返済義務はない。

同校には現在1079人の生徒が在籍し、職業系学科は700人。これまで進学やスポーツなどのコースに奨学金制度はあったが、職業系学科・コースにはなかった。

同校は浅口市と倉敷市にまたがる校有地(約8900平方メートル)に太陽光パネル約3200枚を設置。一般家庭約280世帯分に相当する電力を発電し、年間で314トンの二酸化炭素を削減できるという。発電した電気は、中国電力に売電して、必要経費を差し引いた最終利益を奨学金に充てる。

太陽光パネルは12月下旬に設置が終わり、28年1月から発電を開始。その後、1年間の発電量や売電収益を確認して、29年度から給付を始める予定。

同校は「学校で技術を身につけ、生まれ育った地域の活性化の担い手になってもらいたい」としている。




http://www.sankei.com/west/news/151104/wst1511040028-n1.html