元テレビリポーター小林市議の政活費問題 1000万円返還を勧告 堺市の住民監査請求

元テレビリポーターで堺市議会の小林由佳(よしか)議員(37)が政務活動費として計上した議会報告のチラシが、作成・配布されなかった問題にからみ、平成23〜26年度のチラシを含む政活費約1千万円の返還を求めていた住民監査請求を、市監査委員が全面的に認め、小林議員に同額の返還を請求するよう竹山修身市長に勧告した。

■あだ名は“金太郎”…大阪維新の会…架空チラシ、秘書の人件費…

市監査委員事務局が30日公表した。市は同日、小林議員に請求した。勧告は29日付。小林議員のチラシを見た人がほとんどおらず、ホームページ(HP)作成費が高額であるなどとして市民の一人が9月2日、住民監査請求していた。

監査結果によると、チラシの作成・配布については、当時秘書だった同市議会の黒瀬大議員(39)を介して業者に依頼していたが、業者は約束通りに業務を行わず、全くしていないことも3〜4回あったとしている。

また、HPの作成・運営費では、見積書の検討もせず黒瀬氏が役員を務める会社と安易に契約、経費の書類も保管されていないと指摘。23、24年度の秘書としての黒瀬氏の人件費についてもメールのやりとりに実態がほとんどないことから、雇用実態を確認できないと結論づけた。

小林議員は昨年12月にも、政活費をめぐる住民監査請求で、黒瀬氏を含む人件費約247万円の返還勧告を受けていた。

小林議員は今回、返還請求を受けた政活費のうちチラシ作成・配布を含む約371万円についてはすでに収支報告書を訂正、返還するとしているが、残りの額については「弁護士と相談して対応を決めたい」と話した。一方、竹山市長は小林議員に「説明責任を果たしほしい」とする一方で、「議員として出処進退を明らかにしてほしい」とのコメントを出した。

小林、黒瀬両議員は大阪維新の会に所属していたが、大阪維新は今月19日、小林議員を3カ月の党員資格停止、黒瀬議員を除名とした。

小林議員のHPによると、平成10(1998)年に朝日放送のテレビ番組「おはよう朝日です」のリポーターになり、約11年間務めた。アナウンサーの宮根誠司さんにつけられたあだ名は「金太郎」。

平成23年に初当選し現在2期目。




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