組み体操事故 兵庫突出912件、骨折230件 県教委初調査

兵庫県内の小中学校、高校の運動会や体育大会などで起きた組み体操の負傷事故で、2014年度に医療費が給付されたのは912件で、全国発生分の1割に当たることが23日、分かった。このうち骨折は230件だった。多発する事故を受け、兵庫県教育委員会は今月、組み体操の実態を把握する初の調査に乗り出した。

学校内の事故などで児童・生徒が負傷した場合などに医療費が支払われる災害共済給付制度で、日本スポーツ振興センター(本部・東京)の給付件数をまとめた。

同センターによると、組み体操の事故件数(医療費を給付した件数)は全国で8592件だった。兵庫県内の912件(うち骨折230件)の内訳は小学校=461件(同101件)▽中学校=419件(同125件)▽高校=32件(同4件)-だった。

同センターが統計を取り始めた11年度以降、全国の件数に占める兵庫の割合はほぼ同じ。全国で8883件あった12年度は、県内で最多の988件発生し、骨折は271件だった。

近畿2府4県で比較すると、14年度は大阪が最多の974件(うち骨折227件)。兵庫が2番目に多く、京都=218件(同53件)▽奈良=155件(同37件)-と続いた。

児童・生徒数や組み体操の実施状況にもよるが、兵庫、大阪の件数が際立っており、県教委は今月、県内市町に対し、学校での組み体操の実施状況や、子どもが四つんばいで積み重なる「ピラミッド」の段数を把握する調査を始めた。

ピラミッドをめぐっては近年、落下による事故を危惧する声が高まり、大阪市教委は今年9月、ピラミッドの高さを5段までとする規制を採択。兵庫県教委体育保健課は「段数が高ければ事故が多いのかどうか、傾向をつかめていない。子どもたちの達成感や学校の伝統もあり、まずは実態を把握したい」とする。




http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201510/0008507596.shtml