クリール諸島の基地増強へ=北方領土か、対日関係影響も―ロシア

ロシアのショイグ国防相は22日、北極圏戦略の一環として、クリール諸島(北方領土を含む千島列島)に軍事基地を増強すると表明した。インタファクス通信が伝えた。北方領土の基地が増強されれば、対日関係にも微妙な影響を与えそうだ。

ロシアが、北極海航路などの文脈でクリール諸島の軍備増強に触れたのは初めてとみられる。

プーチン政権は資源や北極海航路支配などを狙い、北極圏で軍事力を強化中。クリール諸島の海峡は、ロシア極東のオホーツク海から太平洋、北極海に至る出入り口に当たり、北方領土の軍事的重要性も増しているとされる。

ロシアにとっては、戦勝70年で高揚させた国民の愛国心だけでなく、北極圏をめぐる安全保障戦略の観点からも、北方領土問題で譲歩は難しくなったと言えそうだ。

国防相は「(北極海の)ノボシビルスク諸島のコテリヌイ島の基地設置を事実上完了した。ソ連時代にもなかった大規模な基地だ」と発言。この一環で、比較的小規模な基地が、やはり北極海にあるウランゲリ島、ロシア北東端に位置するチュコト半島、さらにクリール諸島に整備されると語った。 




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