イスラエル パレスチナ人の「隔離」進める

パレスチナ人がイスラエル人を襲撃する事件が相次ぎ、治安が急速に悪化しているとして、イスラエル政府はパレスチナ人が住む東エルサレムを検問所や障害物で囲い込むなどの対抗措置を進めており、パレスチナ側は「人種隔離政策だ」と反発しています。

イスラエルとパレスチナの間では、エルサレムの聖地を巡る対立をきっかけに暴力の応酬が拡大し、イスラエル側では、パレスチナ人がイスラエル人を刃物などで襲撃する事件が相次いでいます。

イスラエル政府は治安の急速な悪化への対抗措置として、パレスチナ人が住む東エルサレムとイスラエル人が住む西エルサレムをつなぐ道路に治安部隊を配置するとともに、臨時の検問所やコンクリートブロックの障害物を置いて、パレスチナ人住民の囲い込みを進めています。また、商業都市のテルアビブを含む少なくとも4つの町は一時的な治安対策として、学校の用務員や清掃員を対象に校内への立ち入りを禁止しました。

イスラエルでは多くのパレスチナ人が清掃などの仕事に従事しており、今回の措置は事実上、パレスチナ人労働者をしめ出すことをねらったものだと受け止められています。こうしたイスラエル側の対抗措置について、パレスチナ側は「占領者による人種隔離政策であり、人種差別だ」と反発しています。




http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151020/k10010276351000.html