自民農林部会長に起用…安倍官邸の巧妙な“小泉進次郎潰し”

自民党の農林部会長への就任が内定している小泉進次郎氏(34)。20日の総務会で正式決定される予定だ。さっそく、「進次郎は火ダルマになる」「安倍首相による嫌がらせ人事だ」の声が飛んでいる。

自民党の農林部会長は、誰もやりたくないポストだという。

「農林部会が大荒れになるのは確実です。TPPによって日本の農業が打撃を受けることは分かっていたが、打撃どころか、野菜、果実、魚と、ほぼすべての農水産物の関税がゼロになることが明らかになった。日本に激安の農産物が大量に入ってくる。これでは日本の農家はやっていけないし、農家から支援を受けている自民党議員も次の選挙で落選しかねない。いま農林族議員はカンカンになっている。農林部会では“TPPから脱退するべきだ”“対策はどうするのか”と怒号が飛び交うでしょう。農林部会長は、政府と協力して党の政策を決定しないといけない。まとめ役の農林部会長は、矢面に立たされる。先輩議員を相手にしなければならない当選3回の進次郎氏は大変ですよ」(自民党関係者)

進次郎氏の農林部会長は、安倍官邸による巧妙な“進次郎つぶし”だという。安倍官邸は、入閣要請を蹴った進次郎氏を許していない。

「入閣を拒否した進次郎氏に安倍周辺は激怒しています。ただ、無役にして干すとリアクションが大きい。そこで誰がやっても難しい農林部会長に就けたのでしょう。進次郎氏がうまくこなしても、立ち往生しても、どちらでも損はないと計算しているようです。農林族議員の怒りは収まりそうもありませんが、人気者の進次郎氏には強く当たりづらい。進次郎氏に説得され、“選挙の応援にも行きます”と頭を下げられたら、シブシブ受け入れざるを得ないのではないか。官邸にとっては、進次郎氏が農林族議員からの弾よけになってくれればありがたい。その一方、農林部会が収拾つかなくなり、進次郎氏が立ち往生しても、それはそれで構わない。安倍首相の“政敵”になりかねない進次郎氏に“無能”の烙印を押すことになります」(官邸事情通)

予想外のポストに就けられた進次郎氏は、頭を抱えているらしい。




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