TOKAIと東電が業務提携 越境でセット販売開始

LP(液化石油)ガスなどを販売するTOKAIホールディングス(HD)と東京電力は14日、家庭向けと法人向けのガスと電力のセット販売で業務提携し、既に販売が自由化されている契約電力50キロワット以上の工場や事業所向けにセット販売を開始したと発表した。

■割引で家庭向け開拓 来春導入

県内ガス会社と大手電力会社が、従来の電力会社の営業地域を越えて提携するのは初めて。東電は富士川以西の中電管内での越境販売を、TOKAIHDは関東圏でのLPガスなどの需要拡大を図る。

来年4月の電力小売り完全自由化に合わせ、家庭向けでも双方の既存の販売網を生かし、セット割引販売をてこにシェア拡大を目指す。TOKAIHDの鴇田勝彦社長は静岡新聞社の取材に、「複数の料金メニューを用意し、電力販売予約開始後の来年1~3月に、電力とのセット販売で30万件の予約を確保したい」と目標を明らかにした。

家庭向け料金体系は調整中で、託送料金と呼ばれる送電網使用料の国の認可を経て年末には決定するとみられる。鴇田社長は「少なくとも現状電気料金の5%程度の割引は必要」との認識を示した。

東電の関東圏の家庭向け電力供給網と、LPガスや通信、宅配水など県内外で約250万件の個人顧客を持つTOKAIHDの販売網をリンクさせる。都内での調印式後に記者会見した東電の真田秀雄経営企画室長は「TOKAIHDは幅広い商材と販売網を持ち、静岡県内で顧客の接点が多い」と評価、東電管内での顧客維持と中電管内での新規顧客開拓に意欲を示した。




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