東洋ゴム:防振ゴムでも不正 品質試験データ改ざん

東洋ゴム工業は14日、船舶のエンジンや電車などの振動を抑制するために使われる防振ゴム製品8万7804個について、品質試験のデータを改ざんするなどの不正があったと発表した。同社製品の性能データ改ざんなどの不正が明らかになったのは、2007年の断熱パネル、今春の免震ゴムに続いて3件目。

同社によると、過去10年間に製造した防振ゴム製品約2500万個のうち、8万7804個で、品質試験で規格値に満たなかった数値を改ざんして規格を満たしたように記載したり、試験をしていないのに過去の試験データを転記するなどしたりして、計18社に出荷していた。いずれも同社子会社「東洋ゴム化工品」の明石工場で生産されていた。同工場では、不正が判明した免震ゴムも製造していた。今年8月20日に社内から情報提供があり調査したところ、改ざんなどが発覚した。不正による具体的な被害は確認されていないという。同社は14日夕、大阪市内で記者会見を開き、詳細を説明する。

同社は免震ゴムのデータ改ざんを受けて緊急品質監査を行い、8月10日に「正規品が出荷されていたことを確認した」と発表していた。9月には、11月に引責辞任する山本卓司社長の後任に、清水隆史・常務執行役員を新社長にする人事を発表し、信頼回復と再発防止を目指す姿勢を打ち出していた。




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