聴導犬:同伴の入店拒否 阪急百貨店梅田内の2飲食店

阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)内の飲食店2店で今月3日、聴覚障害者の女性(46)が聴導犬の同伴入店を拒まれていたことが分かった。女性は梅田本店であった補助犬啓発イベントに参加した直後だった。身体障害者補助犬法は飲食店などでの補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)受け入れを義務づけるが、従業員が理解していなかったという。阪急百貨店側は再発を防ぎたいとしている。

女性側と阪急百貨店を傘下に置く「エイチ・ツー・オー リテイリング」によると、女性は厚生労働省主催の補助犬啓発イベントに参加し、終了後、聴導犬を連れてNPO法人「日本補助犬情報センター」の橋爪智子事務局長らと計4人で喫茶店に入ろうとしたが、従業員に聴導犬の同伴を拒まれた。補助犬法を説明しても受け入れられなかったという。

その後、別の飲食店に行ったが、ここでも従業員に拒否された。百貨店の社員が従業員に説明したが聞き入れてもらえず、3軒目の喫茶店でようやく入店できた。女性は「イベントで補助犬の同伴の受け入れを訴えた後だけにショックだった」と話している。

阪急百貨店は補助犬法成立(2002年)以前の1999年に介助犬の受け入れを始め、補助犬受け入れを示すシールを店内に張るなど、先進的に取り組んでいる。女性に「補助犬法について周知徹底できず申し訳ない」と謝罪し、ホームページにおわびを掲載、グループ全店に再発防止を通知した。

聴導犬の入店を拒んだ店側は毎日新聞の取材に、従業員が動物の入店をだめだと思い込んでいたと説明した。いずれも「申し訳ないことをした。従業員への研修や指導を見直したい」としている。




http://mainichi.jp/select/news/20151009k0000e040232000c.html