【VW排ガス不正問題】堀場製作所の計測装置、発覚に一役

ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が排ガス規制を不正に逃れていた問題で、不正発覚の契機となった米大学によるVW車の排ガス測定に堀場製作所(京都市)の計測装置が使われていたことが2日分かった。米通信社ブルームバーグが報じた。

堀場が手掛ける小型計測装置は自動車の荷室に載せられ、実際の運転時の排ガスを測定できる。その利便性が不正を暴くのに一役買った格好だ。VWの不正を受け規制当局が排ガス検査を厳格化する動きがある中、需要が伸びる公算が大きい。

不正発覚後、東京証券取引所の堀場製作所株は大幅に上昇。2日の終値は4545円で、米環境保護局(EPA)が不正を発表した9月18日の終値に比べ450円値上がりした。

EPAが調査に乗り出すきっかけとなったのが、米環境団体からの依頼を受けた米ウェストバージニア大の測定だった。堀場の機器でVWのディーゼルエンジン車が実際の走行時に出す排ガスを測り、窒素酸化物(NOx)排出量が基準を大きく上回ることが判明した。

EPAがさらに調べた結果、VWが一部車種に違法ソフトウエアを搭載し、試験時には排ガス浄化機能をフル稼働して基準を満たす一方、実際の走行時は機能が大きく低下することが分かった。

また欧米メディアは2日、EPAがVWグループ以外のメーカーが製造したディーゼル車についても、同様の違法ソフトを使っていないかの調査を始めたと報じた。




http://www.sankei.com/west/news/151003/wst1510030024-n1.html