介護付き老人ホーム:府登録なし職員が特定医療行為の疑い

大阪府羽曳野市の介護付き有料老人ホーム「グランパ羽曳野」が府の登録を得ず、介護職員に特定の医療行為をさせていた疑いがあることが、府警羽曳野署への取材で分かった。同署は元施設長の女(43)ら2人と運営会社「エス・エッチ・エー」(羽曳野市)を介護福祉士法違反の疑いで近く大阪地検堺支部に書類送検する。起訴を求める「厳重処分」の意見を付ける方針。

羽曳野署によると、元施設長らは2013年1月〜昨年9月、府知事の登録を得ていないのに、食事ができない入所者に鼻から管を通して栄養剤を投与する「経管栄養」と呼ばれる医療行為を介護職員にさせていた疑いが持たれている。

入所女性2人への経管栄養は約660回に上り、施設の介護職員に介護福祉士法で定められた専門の研修も受けさせていなかった。経管栄養は医師や看護師に限って認められていたが、法改正(11年)で介護職員も研修を受ければ行えるようになった。元施設長は「研修には費用がかかり、施設を運営していくためには無登録でやるしかなかった」と認めているという。介護職員から羽曳野市に通報があり発覚した。

一方、元施設長や介護職員ら計22人が入所者に無資格でインスリン注射を繰り返していた疑いもあり、羽曳野署は医師法違反容疑などでも書類送検する方針。




http://mainichi.jp/select/news/20151002k0000e040209000c.html