任天堂・岩田元社長も襲った胆管がんの恐怖 早期発見が難しく5年生存率50%の難病

54歳の若さで急逝した川島なお美さんを襲った病魔は肝内胆管がんだった。早期発見が困難で、抗がん剤や放射線治療も効きにくいとされる。今年7月には大手ゲーム会社、任天堂の岩田聡社長も同じ病に倒れた。この恐ろしい病とは−。

川島さんは2013年夏に人間ドックの検査を受けた際、がんが見つかった。昨年1月に都内の大学病院で12時間に及ぶ切除手術を受けて復帰。だが、病魔は川島さんの体を静かにむしばんでいた。

この肝内胆管がんとは、どんな病気なのか。

山野医療専門学校副校長で医学博士の中原英臣氏は、「肝臓と十二指腸をつなぐ胆管にできる。自覚症状がほとんどないため、早期発見がしにくく、治療が困難。そのため、5年生存率が50%程度とされる難病だ」と説明する。

胃がんや大腸がんなどに比べて症例数が少なく、今年7月、任天堂の岩田社長が同じ病気のために55歳で死去。同1月には、1984年ロサンゼルス、88年ソウルの柔道男子95キロ超級で五輪2大会連続金メダルを獲得した斉藤仁さんも54歳で亡くなっている。

男性に患者が多く、40代後半から60代までが発症年齢のピークといわれる。川島さんはワイン好きとして知られていたが、「飲酒が病気のリスクを高めたとはいえず、はっきりした原因はわかっていない」と中原氏。

「胆管がんに効く抗がん剤は未開発のため、抗がん剤治療が期待できず、(胆管は)放射線が当てにくい部位でもある。外科手術しか有効な治療法はない。病気が進行してから発見されることが多いため、再発と転移の危険もつきまとう」(中原氏)

病気を防ぐためには、まめに検査を繰り返すしかないようだ。




http://news.goo.ne.jp/article/fuji/life/fuji-dms1509250016.html