支払い可能と上司に説明=収賄容疑の係長、国交省捜索―羽田格納庫汚職事件・警視庁

羽田空港の格納庫使用をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された国土交通省航空局運航安全課の係長川村竜也容疑者(39)が、空港土地利用料の支払いが滞りがちだった贈賄側の業者について「支払いは可能だ」などと上司らに説明し、使用許可が取り消されないよう有利な取り計らいをしていた疑いのあることが24日、警視庁への取材で分かった。
 
警視庁捜査2課は同日午前、東京・霞が関の国交省航空局など関係先数カ所を捜索した。押収した資料を分析し、便宜供与や使用許可の決裁などの詳しい経緯を調べる。

川村容疑者は2013年12月、格納庫の管理運営会社「Wings of Life」(金沢市)の元社長金澤星容疑者(61)=贈賄容疑で逮捕=から、格納庫使用をめぐる便宜供与の見返りに約50万円を受け取った容疑で逮捕された。

警視庁によると、Wings社は11年度末に国交省から羽田空港内の国有地使用許可と営業承認を得ていた。許可などは毎年更新する仕組みで、1年間の利用料は約1億円。同社は当初から料金支払いを延滞していたという。

川村容疑者は11年4月~14年3月、羽田空港を利用する業者からの使用料徴収や、支払いの督促などを業務とする航空局首都圏空港課に係長として勤務。Wings社の滞納が航空局内で問題視される中、羽田空港の土地使用を継続できるよう、同社に支払いの意志があると上司や関係部署に説明するなどの便宜を図っていたとされる。

国交省によると、川村容疑者は1996年4月に東京航空局に採用され、これまで省内で処分を受けたことはないという。 




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