共働き世帯の就労支援 千葉県内の病児保育施設利用伸びる

病児保育施設を千葉県内で運営し、訪問型の病児保育サービスなども展開するマザープラネット(同県柏市)。平成23年の設立で、24年に保育施設をオープンしてから、利用者数は延べ500人以上と順調に伸びている。

情報管理会社に勤めていた藪本敦弘社長(38)は7年ほど前、当時1歳の長女の体調が良くないときは、夫婦共働きのため、大阪府枚方市で病児保育を利用していた。22年に千葉県流山市に転居したが、病児保育施設がなかった。周辺の人からも「困っている」との声を聞き、「それならば自らつくってしまおう」と起業した。

現在は同市と柏市の2カ所に病児保育施設で認可外保育園の「オハナ☆キッズケア」を運営。かぜや風疹などの症状がある子供を預かっている。利用には有料の会員登録と医師の病児保育の利用許可が必要だ。

藪本社長は「子供を持つ世代の就労の多様性につなげたい。そのための受け皿をたくさんつくりたい」と話す。

30代の利用者が多く、受け入れる子供は1~2歳が大半という。30代の子育て中の女性からは「出産後の再就職の際、面接で『病児保育の会員になっている』と言うと、採用されやすくなった」といった声が寄せられたという。このほか、在宅ワークの支援事業を行ったり、地元NPO法人と共同で子育て情報誌を発行したりしている。

課題は、利用料がある程度かかるため、母子家庭の母親からの「使いたいが、気軽に利用できない」という要望に応えていくことだ。今後は茨城県や埼玉県、東京都内にも施設を拡大し、低所得の人でも利用できるような枠組みをつくりたいと意気込む。他県で同様の施設を開園したい人たちの支援も行う方針だ。




http://www.sankei.com/life/news/150916/lif1509160012-n1.html