<玄海原発>長崎県と松浦市、安定ヨウ素剤を事前配布

九州電力が再稼働を目指している玄海原発(佐賀県玄海町)の重大事故に備え、長崎県と同県松浦市は30日、原発から12キロに位置する離島の黒島の住民に、甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤を事前配布した。原発5キロ圏の予防防護措置区域(PAZ)外で事前配布するのは、九電管内で初めて。

国は原子力災害対策指針で、PAZ内の3歳以上の住民に事前配布するよう求めている。黒島はPAZ圏外だが、避難の際、鷹島経由で佐賀県唐津市へ向かい一時的に原発に近づく恐れがある。市は両島を「PAZに準じた防護措置を行う区域」と位置づけ、計約2200人を事前配布の対象とした。鷹島では9月5日から配布する。

この日は公民館に住民47人が集まり、医師や薬剤師、保健師から服用上の説明を受けてヨウ素剤を受け取った。金井田ヱイ子さん(84)は「本音を言えば再稼働しないのが一番。電気を節約すればいいだけのことだから」と話した。




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