帰還困難区域初の本格除染 大熊で開始、民家・学校など

環境省は28日、東京電力福島第1原発事故に伴い帰還困難区域となっている大熊町下野上地区の本格除染に着手した。帰還困難区域内での本格除染開始は初めて。今後、町内に除染で出た土壌などを一時保管する仮置き場を整備するほか、民家や農地などの除染も行い、本年度中の除染完了を目指す。

除染が始まったのは、同町の帰還困難区域の中でも比較的線量が低い下野上地区などの約95ヘクタール。除染範囲には民家など233軒のほか、大野小や双葉翔陽高などの学校も含む。隣接する居住制限区域の大川原地区と共に、町が復興拠点として位置づけている。

環境省は、初日の作業を報道陣に公開した。大野小では校庭の表土の剥ぎ取り作業が行われ、約30人の作業員が重機などを使い校庭の表土約7センチを剥ぎ取った。同省によると、校庭の空間放射線量は平均で3~8マイクロシーベルト。長期的な目標として「年間1ミリシーベルトを下回る線量」を目指す。




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