県伊方原発管理委 知事に「妥当」報告へ

四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働問題で県伊方原発環境安全管理委員会(会長・上甲俊史副知事、31人)は28日、松山市で、原子力安全専門部会が国の原子力規制委員会の審査を「妥当」と判断した報告書を決定した。近く中村時広知事に提出する。

報告書は中村知事が再稼働の是非について最終的に総合判断する材料の一つに位置付けている。

閉会後、上甲会長は「技術的な問題は専門部会で議論された。今日も理解を頂き、議論は尽くされた」との認識を示した。

報告書は、国が審査の基として設定した「安全目標」について「国民が必要とする安全性に関する社会的合意は得られていない」との文言を新たに盛り込んだ。また規制委など国が安全性向上やリスクコミュニケーションへの取り組みを推進する必要性を指摘した。

一方、県の要請を受け、伊方3号機が「おおむね千ガル」の揺れに耐えられると確認したとする四電の取り組みについては、原子力安全専門部会が「四電の評価手法、結果は妥当」「多方向から安全性を議論する観点で非常に有効」とする報告書をまとめた。委員から異論は出なかった。

管理委の開催会場前では再稼働に反対する市民ら約10人が抗議活動を展開。さらに閉会後は県庁前で約20人が「再稼働させないぞ」と声を張り上げた。




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