ペットに「防災手帳」 県動物愛護ネットが作成

県動物愛護ネットワーク会議は災害時に備え、「ペットの防災手帳」を作成した。ペットと離れ離れになった時に、第三者に一時的な預かりを依頼する「保護委任状」を盛り込んだのが特徴。手帳を犬小屋などに置いておけば、ボランティアによる保護が容易になるという。

東日本大震災では、飼い主が避難した後、家に残された犬や猫が餓死したり、さまよう姿が見られた。災害時のこうした事態を減らそうと、県の動物愛護推進員や獣医師らでつくる同会議は、B6判三十八ページの防災手帳を作った。

保護委任状には、あらかじめ飼い主が名前や住所、電話番号を記しておく。第三者に預かってもらった時に備え、ペットの種類や名前、かかりつけ病院や予防接種の記録を書き込むページもある。同会議会長代行の小坂公治さん(61)は「大事な『家族』と離れないための意思表示になる」と指摘する。

ペットと避難する際に必要な物資のチェックシートや動物のけが、病気の応急処置の方法も盛り込んだ。「避難所で他の人に迷惑を掛けないよう、日ごろのしつけの重要性も明記した」と小坂さんは話す。

県内では飛騨市が六月、市内の避難所を管理する区長向けに作った手引で、ペットの扱いを明記している。ただ県によると、飼い主向けの防災手帳は、これまで県内にはなかったという。

「ペットの防災手帳」は一冊二百円で、五千部を作成。今後、県内の動物病院やペットショップに置く予定。問い合わせは、県動物愛護ネットワーク会議のEメール=information.gna@gmail.com=へ。




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